
もうすぐ待ちに待ったボーナス! 投資の勉強を始めたことだし、次のボーナスは貯金じゃなくて投資に回してみようかな

ボーナスを投資に回すのは大いに賛成!

でもせっかくなら効率よく資産運用したいなぁ…30万円くらいから始められるオススメの運用方法って、どんなものがあるのかな?

それなら10万円から始められる世界投資はどうだろう?
目次
ボーナスの一部は老後の備えに
ボーナスの使い道、あなたは考えていますか?
マイナビの調査によると、2017年夏のボーナスの主な使い道は次の通り。
- 貯金
- 旅行
- 生活費の支払い
- ローンの返済
- 投資
- 両親へのプレゼントや自分へのご褒美
使い道はそれぞれですが、せっかく支給されたボーナス。
今を楽しみつつも、一部は老後の備えに回すのが堅実だと言えます。
老後の備えと聞くと「貯金」が思い浮かぶかもしれませんが、超低金利のこのご時世、貯金で資産を増やすのは無理な話。
30年という長い時間があるわけなので、貯金ではなく投資で増やしていくのが効率的です。
富裕層は資産配分を考える
ところで、資産がたくさんある富裕層と呼ばれる人たちも投資をしているわけですが、そのときに考えるのが資産配分です。
資産配分とは、どの資産クラスにどれだけ投資するのかを決めることで、運用成果を上げるためにも重要なこと。
単純に均等であればいいわけでもなく、偏りすぎていても十分な運用成果は得られません。
つまり、最適な配分で分散投資をすることがポイント。
…となれば、日本の株や債券、不動産などに分散させればいいのでは?と考えるかもしれませんが、そうではないのがまた難しいところ。
資産クラスだけでなく、投資対象地域も分散させることが重要なのです。

どうして日本だけじゃダメなの?

日本の経済成長率は、世界の他の地域と比べても低いんだ。世界を見渡せば大きく成長している地域もあるのに、国内だけだとその恩恵も受けられないでしょ?
【2015年の経済成長率】
日本 | 0.5% |
ユーロ圏 | 1.7% |
米国 | 2.4% |
ASEAN | 4.8% |
中国 | 6.9% |
インド | 7.6% |
世界全体 | 3.1% |

世界の経済成長率の恩恵を受けるためにも、世界分散が必要ってことね

それに、意識することはないと思うけれど、日本人のほとんどは円資産しか持っていない。実はこれって、大きなリスクでもあるんだ

えっ?海外に移住する予定もなければ、外貨を使う予定もないけど…それでもリスクなの?

日本は様々なものを輸入しているけれど、円の価値が下がればそれらの値段も高くなる。そうなると、今よりたくさんの日本円が必要になってしまうんだ。そうしたリスクも、外貨を保有しておけばある程度はカバーできる

資産の一部を外貨で持っておくってこと?

そう。資産配分を考えることは、マイナスの影響をなるべく小さくしてリターンを得るかを考えることでもあるんだよ
あなたに最適ポートフォリオは?
投資において資産配分を考えることとは、最適なポートフォリオを構築することでもあります。
でも、最適なポートフォリオは一人ひとり違うもの。
例え投資額が同じであっても、年齢や目的によってリスク許容度が変わるため、ポートフォリオも変わってくるんです。
人的資産も大きく、運用期間も長い
→リスクを多くとってもOK
損失が大きくなるとリカバリできない
→リスクは極力抑えて運用する
ただ、これを自分で考えることは簡単ではありません。
多くの資産を保有し、投資をしている富裕層にとっても同じこと。
では、富裕層はどのように資産配分を考え運用しているのでしょうか。

投資に慣れていそうな富裕層でも難しいのに、投資に不慣れな初心者ならなおさらだよね。どうすればいいんだろう?

実は富裕層が活用しているのが、投資アドバイザーを雇うこと。プロに任せることで、手間を省きながら最適な運用をしているんだよ
富裕層が使うお任せ投資
資産運用にあたって富裕層が活用しているのが、専属の投資アドバイザー。
「信頼できる優秀な医者・弁護士・投資アドバイザーを持つことがステータス」
欧米の富裕層の間ではこんなことも言われているくらいです。
中には富裕層専門の投資アドバイザーと呼ばれる人もいて、北米では76.8%のユーザーが投資アドバイザーに満足しているとの調査結果も。
富裕層が富裕層であり続けられるのも、こうした優秀な投資アドバイザーがしっかりと資産運用をしてくれるからかもしれません。
最低1億円から利用できるサービス?
ただし、富裕層向けだけあって利用するハードルは超高い!
「最低投資額は1億円」なんてサービスもザラにあるので、一般人が利用するのはまず無理な話です。
それも「全財産で1億円」ではなく、「余裕資金で1億円」
一般のサラリーマンやOLにとっては、夢のまた夢といったところかもしれません。

最低1億円って、そんなの使いたくても絶対無理だよ

それがね、会社員のボーナスでも利用できるとなったら…?使ってみたいと思わない?

ボーナスで?ということは、少額でも利用できるサービスがあるの?

技術が進化したおかげで、一般の人でも富裕層向けの投資手法で資産運用ができるようになったんだ
テクノロジーの進化で少額から可能に!
富裕層向けの投資手法を利用しつつ少額から資産運用ができるサービス、それがロボアドバイザーです。
富裕層向けの投資アドバイザーは「人」ですが、ロボアドバイザーは「AI」などのテクノロジーを活用。
テクノロジーを活用することで人件費を削減できるため、安い手数料で利用できることが特徴です。

富裕層向けの投資アドバイザーは、最低利用額が1億円、手数料も3〜5%程度必要なものが多かった。それがテクノロジーの進化によって数万円から、手数料も1%程度で利用できるようになったんだ

技術の進歩ってすごいのね! これまで無理だと思っていたことも可能になるんだもの

最近は様々なロボアドバイザーサービスが誕生しているんだ。代表的な3つのサービスについて、概要をチェックしておこう
テクノロジーの進化によって身近になったロボアドバイザー
最低投資額 | 10万円 |
手数料 | 1.11〜1.14% |
WealthNaviの特徴
WealthNavi(ウェルスナビ)は、預かり資産残高、運用者数ともに国内第1位のロボアドバイザーサービスです。
運用に利用する投資アルゴリズムは、世界の富裕層も利用しているノーベル賞受賞理論に基づいたもの。
世界中の投資家からも多く利用されている低コストの海外ETFを投資対象としています。
投資未経験者でも、世界の富裕層と同じレベルの資産運用が自動でできるサービスです。
6つの簡単な質問に答えるだけでリスク許容度を診断。
結果をもとに、一人ひとりに最適なポートフォリオを提案してくれます。
あとは入金するだけで、ETFの買付からリバランス、自動積立、税金の最適化まで全て自動化。
最初に設定を済ませれば、あとはスマホアプリから運用状況を確認するだけでOKです。
WealthNaviについて詳しくはこちら
⇒WealthNavi(ウェルスナビ)の注意点、他のロボアドとの比較まとめ!
⇒WealthNaviの診断はこちら
2.THEO(テオ)
最低投資額 | 1万円 |
手数料 | 運用管理費として預かり資産残高の1%(税抜) +ETFの信託報酬(詳細については記載なし) |
THEOの特徴
最低投資額が1万円からなので、まとまった資金がなくても始められるのが大きな特徴。
(※実際は投資方針通りの分散投資を実現するためには、数十万円以上の投資が必要です。)
投資経験のないユーザーを主なターゲットにしています。
投資対象は米国市場に上場しているETFで、こちらも米ドル建ての運用。
※ETFについてはポイントを絞って選定しているが、WealthNaviよりも多くの銘柄を採用
基本的な機能としてはWealthNaviと同じですが、税金の最適化機能は備わっていません。
また、運用に関しては独自の投資アルゴリズムを活用しています。
実際は投資方針通りの分散を実現するには数十万円は必要です。
THEOについて詳しくはこちら
⇒THEO(テオ)に投資する前に知るべき注意点!評判と比較まとめ
3.楽ラップ
最低投資額 | 10万円 |
手数料 | 固定報酬型の場合 最大0.702% +信託報酬 成功報酬併用型の場合 最大0.594% +運用益の積上げ額の5.4% +信託報酬 |
楽ラップの特徴
楽天証券が提供しているお任せ投資サービス。
利用にあたっては楽天証券の証券口座を開設する必要があります。
投資対象は楽ラップ専用の投資信託で、円建ての運用。
対象となる投資信託の中には、信託財産留保額が必要なものもあります。
手数料はWealthNaviやTHEOより若干高く、通貨分散は対応していません。
また、ポートフォリオ構築に関する質問項目も数が多く、中には首をかしげたくなるような質問も。
投資アルゴリズムの詳細は非公開ですが、世界で活躍する投資のプロ(Finatext社、Mercer社、State Street Global Adviser社)と協業し、運用を行っています。
楽ラップについて詳しくはこちら
⇒ロボアドバイザー「楽ラップ」のメリットと注意点まとめ

ロボアドバイザーと言っても、サービスによって中身も運用方法も違うんだ。富裕層が利用している運用方法に一番近いのはWealthNavi。THEOや楽ラップより最低投資額が高いけれど、ボーナスを活用すれば無理な金額ではないと思うし、オススメだよ

富裕層が使っている運用方法ってどんなものか興味ある! 早速、次のボーナスで始めてみようかな