あやあや

分散投資が大事! って聞くけれど、どんな効果があるのかしら?

マスターマスター

分散投資をすることで、資産運用のリスクを軽減させられるんだよ

あやあや

できるだけリスクは抑えたいなぁ…でも、何をどうすれば分散投資になるのかな?

マスターマスター

一言で『分散投資』と言っても、いくつか方法があるからね。投資の基本でもあるし、詳しく見てみよう

なぜ分散投資が大切なのか?

マスターマスター

投資の有名な格言に『卵は同じカゴに盛るな』というものがある。聞いたことあるかな?

あやあや

聞いたことある! 同じカゴに盛ると落とした時にすべての卵が割れちゃうけれど、複数のカゴに盛っていれば1つのカゴが落ちても他のカゴの卵は割れずに済むのよね

マスターマスター

そう。投資も同じで、資産を集中させてしまうと値下がりした時の損失が大きくなってしまう。それを防ぐために、投資対象を分散させましょうってこと

【分散投資の必要性】

資産をある投資対象に集中させていた場合、うまくいって利益が出れば何も問題はありません。

しかし、うまくいかなかった場合には大きな損失となり、全体がマイナスの影響を受けてしまいます。

このとき、投資対象を分散させていれば、仮にどこかで損失が出てしまっても他でカバーできますよね。

「卵は同じカゴに盛るな」という言葉同様、分散させることで資産全体がマイナスの影響を受ける可能性を軽減できるというわけです。

あやあや

投資対象を分散させる大切さは分かったけれど、それなりにお金も必要になりそうなイメージ…少額でも分散投資ってできるものなの?

マスターマスター

大丈夫。分散投資にはいくつか方法があるから、自分にできるものから取り組んでいけばいいよ

分散投資の方法4つ

  • ① 時間分散
  • ② 地域分散
  • ③ 通貨分散
  • ④ 商品分散
あやあや

4つも分散する方法があるのね。具体的にはどうすればいいのかしら?

マスターマスター

やり方やメリット、注意点など、1つずつ詳しく見ていこう

① 時間分散

マスターマスター

時間分散は一度に全額を投資するのではなく、投資するタイミングを分散させること。株価や投資信託の評価額は変動するから、買付のタイミングをずらすことで価格を平準化することができるんだ

【時間分散について】

  • 一度にまとめて買い付けるのではなく、時間をずらして買い付ける方法
  • 一時的な価格変動のリスクを抑える効果がある

【時間分散のメリット】

  • 価格が高いときにまとめて購入してしまうことを防げる
  • 買付価格が平準化するので、損失額を小さくすることができる

【時間分散のデメリット】

  • まとめて購入した場合に比べると、利益は小さくなる(特に、価格が右肩上がりに上昇した場合など)

【時間分散する方法】

  • 「毎月1万円ずつ」「給料日の翌日に」など、金額やタイミングを決めてコツコツ買い付ける
  • 欲しい銘柄があっても複数回に分けて購入する
マスターマスター

時間分散はカンタンで、とにかく一度にまとめて買い付けなければOK。たとえ『今が安い!』と思って買っても、その後の値動きは誰にも分からないからもっと下がることだってある。買うタイミングをずらせば、そうした心配もなくなるからね

あやあや

買うタイミングをずらすってことは、投資信託の積立も時間分散の方法のひとつ?

マスターマスター

そう。投信積立は毎月定額を買いつける『ドルコスト平均法』という、時間分散の代表的な手法を使った投資方法だよ

あやあや

なるほど。ということは、投信積立をするだけでも時間分散は可能ってことね!

② 地域分散

マスターマスター

地域分散は、投資の対象地域を分散させる方法。日本の景気が悪くても、海外には景気がいい国や地域があるからね

【地域分散について】

  • 国内と海外、先進国と新興国など、投資対象となる地域を分散させる方法

【地域分散のメリット】

  • 景気のいい国や地域にも投資することで、リターンを大きくできる
  • カントリーリスクを下げることができる
※カントリーリスクとは?

投資対象の国や地域において、政治や経済の状況が変化することで投資した資産の価値が変動する可能性のこと。

財政破たんや私有財産の国有化、通貨危機、為替レートの変動、クーデターによる政治的な混乱などが挙げられます。

こうしたリスクは特に新興国において高い傾向にあります。

【地域分散の注意点】

  • 資産が分散するため、得られるリターンも小さくなりがち
  • リターンだけでなく、各国や各地域のリスクも把握しておく必要がある
  • 個別銘柄で分散しようとすると、ある程度の資金が必要なうえに銘柄を選ぶのが大変

【地域分散する方法】

  • 投資信託を購入する(国内株式型と海外株式型両方の投資信託を購入する、バランス型の投資信託を購入するなど)
  • 世界株ETFや海外ETFを購入する
  • 世界分散投資型のロボアドバイザーを利用する
マスターマスター

個別銘柄を購入するとなると、選ぶのも大変だしそれなりの資金が必要になる。最初は対象地域が海外の投資信託やETFを活用するのがオススメだよ

あやあや

手っ取り早く世界中に分散して投資できる商品とかないのかなぁ?

マスターマスター

投資信託なら外国株式インデックスファンドでOK。東証に上場しているETFなら、日本株を除いた世界中の株式市場に投資できる銘柄もあるよ。米国や中国、新興国などいろんな地域を対象にした投資信託やETFがある。コストを考えるとロボアドバイザーもおすすめだね

【主なネット証券の商品】
※表はスクロールします→

 SBI証券楽天証券マネックス証券カブドットコム証券松井証券GMOクリック証券ライブスター証券岩井コスモ証券

特徴

ネット証券最大手。海外株式、投資信託も業界最多クラス。幅広い商品ラインナップ。楽天スーパーポイントで投資信託の買付けも可能。海外投資商品の取り扱いが豊富。海外株式の取扱はないが、少額から株式投資ができ積立可能な「プチ株」あり。国内に特化。投資信託「投信工房」は手数料無料のロボアドバイザー。国内に特化。株式よりもFX等が充実している。国内株式に特化。投資信託も「ひふみプラス」1本のみ。一般的な水準といったイメージ。必要最低限の商品は取り扱っている。

国内株式

現物/信用

PTS

×××××××

IPO

単元未満株

×××××

ETF/ETN

REIT

海外株式

米国

××××

その他海外

中国、韓国、ロシア、ベトナム、インドネシア、タイ、マレーシア中国、アセアン中国××××中国、ベトナム

投資信託

海外

1973本1505本776本676本122本42本203本

国内

556本525本251本429本63本20本1本57本

ロボアドバイザー

×××

詳細

SBI証券楽天証券マネックス証券カブドットコム証券松井証券GMOクリック証券ライブスター証券岩井コスモ証券

③ 通貨分散

マスターマスター

通貨分散は、円建てだけでなく外貨建てでも投資をする方法。日本にいると円以外の通貨はいらないって思うかもしれないけれど、円安が進むと円の価値も下がるから、資産価値も下がってしまう。通貨を分散させておけば、円安になった場合でも資産価値が下がるのを防げるんだ

【通貨分散について】

  • ドル建てなど、円以外の通貨で投資する方法
  • 為替の変動によるリスクを抑える

【通貨分散のメリット】

  • 円安が進んだときでも資産の目減りを抑えられる

【通貨分散の注意点】

  • 両替する際に手数料が発生する

【通貨分散する方法】

  • FX
  • 外貨預金
  • 海外株式・海外ETF
  • (為替ヘッジなしの)投資信託
  • 外国債券(外貨建て)
あやあや

通貨分散って言われても、外貨を持つ必要性がイマイチ分からないな…

マスターマスター

日本国内にずっといたとしても、実は様々なところで為替の影響を受けているんだよ。身の回りのものでも、海外から輸入されたものがたくさんあるでしょ?

あやあや

確かに…洋服や食べ物も輸入品が多いし、ガソリンだってそうだよね

マスターマスター

円安が進めば、今までは100円で買えていたものが120円出さないと買えなくなったりする。円として持っている量は変わらなくても、価値が下がる分、買える商品がなくなってしまうんだ

あやあや

そんなときでも、外貨を持っていれば大丈夫なの?

マスターマスター

為替は、片方の通貨が下がれば片方が上がるようになっている。円とドルを両方持っていれば、円安になった分ドル高になるから、一方的に価値が下がるのを抑えられるってわけ

あやあや

海外に行くときくらいしか為替相場は気にしていなかったけれど、実は日常生活にも大きな影響があったのね…。通貨分散するなら、どの通貨がいいのかしら?

マスターマスター

まずは米ドルから始めるといい。米ドルに関しては情報も多いし、世界でもトップシェアを持つ通貨だからね。それから余裕があればユーロや豪ドルなど、少しずつ分散していくといいよ

④ 商品分散

マスターマスター

商品分散は株式や債券、投資信託、不動産など、様々な商品に分散して投資すること。リスクが違う商品を選ぶことで、大きな損失となることを防ぐ効果があるんだ

【商品分散について】

  • 「株式だけ」「債券だけ」ではなく、複数の投資商品に分散して投資すること

【商品分散のメリット】

  • 相反する値動きをする商品をすることでリスクを減らし、安定した運用ができる

例)株と債券:株が下落すると債権が値上がりする(株が値上がりすると債権は下落する)関係にある

【商品分散の注意点】

  • 各商品の特徴を知っておく必要がある
  • 商品を分散させる分、手数料が多くかかる

【商品分散する方法】

  • 投資信託でバランス型の商品を購入する
  • ロボアドバイザーを利用する
マスターマスター

商品分散は何となく分散させるだけじゃ効果もイマイチ。自分で商品を選ぶのが難しそうなら、バランス型投資信託を選ぶか、ロボアドバイザーがオススメかな

あやあや

バランス型投資信託やロボアドバイザーをひとつ買えば、商品分散したことと同じ効果が得られるのかしら?

マスターマスター

そうだね。リバランスも自動でやってくれるから便利だし。ただ、中身は商品によっても大きく違うんだ。株式と債券のみで構成されたものもあれば、REIT(不動産)やコモディティ(金や原油)を含むものもある

あやあや

商品によってリスクやリターンも違うから、どんな成果を期待するかによって中身は選ぶ必要があるってことね

マスターマスター

そう。それから、管理費用など手数料のチェックも忘れずにね!

分散投資のまとめ

  • 資産を様々な方法で分散させることで、運用におけるリスクを軽減できる
  • 分散方法には「時間」「地域」「通貨」「商品」といった方法がある
  • リスクが軽減できる一方で、得られる利益は小さくなる場合が多い(ローリスクローリターン)
  • 分散して投資する分、手数料などが多く必要になる点には注意

分散投資には4つの分散方法がありますが、その全てをいきなり実践するのは難しいもの。

全てを分散するには、

  • バランス型の投資信託を購入して地域分散、通貨分散、商品分散
  • 購入方法を積立にすることで時間分散

というのが一番シンプルです。

その場合はコストが高くならないように、バランス型投信を選ぶことが大切。

コストを押さえて、さらに個人のリスク許容度に応じて分散できる「ロボアドバイザー」も便利です。

あやあや

ロボアドバイザーを利用することで、コストを押さえて個人にあった分散投資ができるのね

マスターマスター

そうだね。ロボアドバイザーで積立をする人が最近は増えているよ。