
ねぇマスター。NISAを活用して節税したいんだけど、どうすれば始められるの?

NISAの制度を活用するなら、まずは口座を開設しなきゃいけないよ

証券口座とは別に申込まないといけないの?

別だね。早速NISAの口座開設方法をチェックしてみよう!
NISA口座開設に関する注意点

NISA口座を開設する前に、知っておいてほしい注意点が1つあるんだ
【NISA口座の注意点】
NISA口座はひとり1口座までしか開設できない

証券口座はいくつも開設できるけど、NISAはひとり1口座しか開設できないのね。ということは、申込むときも1つの会社に限られるということね

そう。複数機関に重複して開設手続きをすると、口座開設にものすごく時間がかかったり、どの機関で開設されるか分からないといったことにもなる。くれぐれも注意してね
NISA口座開設の流れ
② 必要書類の準備と資料請求・口座開設届出書の提出
③ 税務署への申請
④ 口座開設完了!
① 証券口座(総合口座)を開設する

NISA口座を開設する前に、まずは証券会社で総合口座を開設しておこう

NISA口座を開設したい証券会社で、まずは口座を開設しないといけないのね

そう。NISA口座と一緒に開設できるところも多いから、まだ口座を開設していない場合は同時に申し込むといいよ
【NISA口座開設の流れ①】
- NISA口座開設の前に、証券口座(総合口座)を開設する
- 総合口座とNISA口座の同時開設申し込みも可能
② 必要書類の準備と資料請求・口座開設届書の提出

NISAを開設するためには住民票の写しが必要になるんだ。事前に準備しておくとスムーズだけど、注意点もある

そんな前の住民票が必要なの?私は住所が変わってないからいいけど、中には引っ越した人だっているよね?

引っ越している場合でも心配はいらないよ。少し前の時点の住民票が必要だから少しややこしい感じもするけれど、そんなに難しいことではないんだ
- 【パターン1:平成25年1月1日以降、転居していない場合】
- 住民票の写しを提出
- 【パターン2:平成25年1月1日以降、同じ市区町村内に転居した場合】
- 転居履歴のある住民票の写しを提出
※住民票の写しを請求する際に「履歴付の住民票が欲しい」と伝えると確実です。 - 【パターン3:平成25年1月1日以降、別の市区町村に転居した場合】
- 住民票の除票の写しを提出
※除票とは?
主に「過去にここに住んでいました」という証明に使われるもので、5年間保存されています。
各自治体に請求する際は「除票」や「除住民票」という欄にチェックを入れればOKです。

他の市区町村に転居した場合は書類も郵送で取り寄せることが多いから、意外に時間がかかってしまうんだ。早めに請求しておくといいよ

必要書類は住民票の写しだけ?

あとはマイナンバーの登録と、本人確認書類かな。既に口座開設先の会社にマイナンバーを登録しているなら、重ねて登録する必要はない

一度その会社にマイナンバーを登録してしまえば、それ以降は登録手続きを省略できるのね

そうだね。あとは証券会社へ資料請求すればOK。必要書類の準備を進めつつ、資料請求も進めよう

ちなみに、資料請求も1社しかできなかったりするの?どの証券会社でNISAを開設するか、なかなか決められなかったらどうしよう…

資料請求だけなら特に制限もないよ。一言でNISAと言っても、証券会社によって扱っている商品ラインナップも違うからね

申込むのがあくまでも1社だけ…ということね

そういうこと。NISA口座は銀行とかでも開設できるけど、商品ラインナップや手数料、アクセスのしやすさを考えるとオススメなのはネット証券かな

NISAもやっぱりネット証券がいいんだね

そう。あとは届いた資料の中に入っている『口座開設届出書』に記入して、提出すればOK! 必要書類も忘れずにね
【NISA口座開設の流れ②】
- 平成25年1月1日時点の住民票や住民票の除票の写しが必要になる
- マイナンバー登録や本人確認書類も必要
- 口座を開設したい金融機関へ資料を請求する(ネットで請求できる)
- 複数機関への資料請求はOKだが、申込む際は1社に絞る
- 届出書や書類に不備があると手続きが遅れてしまうので、提出書類はよくチェックする
③ 税務署への申請

NISA口座を開設する際には、税務署に口座開設の可否を照会しないといけないんだ。これは証券会社に任せておけば大丈夫だよ

…いろいろ確認したりして、なんだか手続きに時間がかかりそうね

実はNISAの口座は開設するのに時間がかかるんだ。手続きがスムーズに進んだとしても、1〜2ヶ月くらいはかかってしまう

しかも、NISAって口座が開設できる期間が決まっているんだよね?

その通り! 今のところ、口座が開設できるのは2023年までと決まっている。早めに申込むことをオススメするよ
【NISA口座開設の流れ③】
- 税務署への申請は証券会社が実施してくれる
- 口座開設には時間がかかるので、早めに申し込むのがオススメ

必要な書類さえ揃えてしまえば、NISA口座の開設も簡単にできるのね

分かれば簡単でしょ?手続きも簡単なうえに年間120万円まで非課税になるお得な制度だから、利用しない手はないよ
NISA口座開設方法のまとめ
- NISA口座を開設できるのは2023年まで(2017年時点)
- NISA口座を開設するためには、証券口座(総合口座)も開設する必要がある
- NISA口座はひとり1口座までしか開設できないため、口座開設申込みも1社のみに絞る
- 平成25年1月1日時点の居住地が確認できる住民票の写しや、住民票の除票の写しが必要
- 「口座開設届出書[/char]「本人確認書類」を提出し「マイナンバーの登録」が必要
- 口座開設完了まで1〜2ヶ月ほどかかるので、早めに手続きをするのがオススメ
【主なネット証券のNISA】
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SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | カブドットコム証券 | 松井証券 | GMOクリック証券 | ライブスター証券 | 岩井コスモ証券 | |
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特徴 | NISAでもやはり業界最強の一角。 | 海外ETFなら実質手数料無料に。 | 豊富な海外投資商品もNISA運用可能。 | プチ株の積立もNISAに対応。手数料無料は買付時のみ。 | 投資信託は全てノーロード! | 投資信託は全てノーロード! | 買付は指値注文のみ。通常取引と同じ手数料が発生。 | ネット取引の場合、NISAで海外株式を運用できない。手数料も発生。 |
国内 | ||||||||
株式現物 | ◯ (手数料無料) | 〇 (手数料無料) | 〇 (手数料無料) | 〇 (買付時手数料無料) | 〇 (手数料無料) | 〇 (手数料無料) | 〇 | 〇 |
IPO銘柄 | ◯ | × | 〇 | 〇 | × | × | × | × |
ETF(ETN) | ◯ (手数料無料) | 〇 (手数料無料) | 〇 (手数料無料) | 〇 (買付時手数料無料) | 〇 (手数料無料) | 〇 (手数料無料) | 〇 | 〇 |
REIT | ◯ (手数料無料) | 〇 (手数料無料) | 〇 (手数料無料) | 〇 (買付時手数料無料) | 〇 (手数料無料) | 〇 (手数料無料) | 〇 | 〇 |
投資信託 | 2,420本以上 (1,120本以上) | 2,463本 (1,170本) | 1,062本 (623本) | 1,019本 (593本) | 191本 (191本) | 62本 (62本) | 1本 (1本) | 〇 |
海外 | ||||||||
株式現物 | 米国、香港、韓国等9カ国 | 米国、中国、アセアン | 米国、中国 (手数料キャッシュバック) | × | × | × | × | × |
ETF | 米国、中国、韓国 (手数料無料) | 米国、中国、シンガポール (手数料キャッシュバック) | 米国、中国 (手数料キャッシュバック) | × | × | × | × | × |
詳細 | SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | カブドットコム証券 | 松井証券 | GMOクリック証券 | ライブスター証券 | 岩井コスモ証券 |