
ロボアドバイザーにもいろいろあるけれど、楽天証券の楽ラップってどんな感じなのかな?

楽ラップは2016年から始まったサービス。大手ネット証券の中でも、最初に登場したインターネット完結型の投資一任サービスなんだ

一任ってことは、それなりの手数料がかかるのかな?

そのあたりも含めて、楽ラップの詳しい中身を見ていこう!
楽ラップのメリット
- 無料診断で自分に合う運用コースを提案
- 資産配分やリバランスも自動でやってくれる
- 10万円から始められる
- 手数料は2コースから選べる
無料診断で運用コースを提案
- ネット上で16個の質問に答えると、自分に合った運用コースを提案してくれる
- 質問項目には「性別」「年代」「性格(こんなとき、あなたならどうする?といった感じです)」「投資歴」「投資に対する考え方」などがあります。
いずれも選択式で、最後の確認画面で回答の修正も可能。
回答結果から導き出された性格の傾向などをもとに、9つの運用コースから最適なものを提案してくれます。
また、診断するだけなら料金は不要。
何度でも診断できます。 - 運用コースは自分で選ぶこともできる
- 診断結果を見て「もう少し積極的に投資してみたいな」とか「株価の下落に備えておきたい」と思う人もいるかもしれません。
そんなときは、「積極度」や「下落ショック軽減機能の有無」を変更し、自分で運用コースを選ぶことも可能です。
【積極度について】
運用の積極度は5段階で設定。
積極度が低いほど債券の割合が高くなり、高くなるほど株式の割合が高い配分になります。
【下落ショック軽減機能(TVT機能)について】
株式市場の急激な下落によって、損失が拡大することを緩和する効果が期待できる機能です。
具体的には、株価が下落傾向にあるときには株式の配分を減らして債券の配分を増やすようなイメージで、自動的に調整します。
TVT機能をつけると株式市場が下落した際も影響を小さくできますが、下落後に株価が急上昇した場合には利益を取り損なう可能性があります。
積極度が最も低いコースにはこのTVT機能をつけることができません。
なお、運用開始後に運用コースを変更することも可能です。

楽ラップのトップページにアクセスすると、誰でも無料で診断が受けられるようになっているんだ

口座がなくてもいいの?

診断だけなら口座がなくても大丈夫。試しに診断してみるのもオススメだよ。ただし実際に申込むときには口座が必要だから、その点には注意しよう
資産配分やリバランスもおまかせ
投資をするうえで、あなたはどんなことに不安を感じたり面倒だと思ったりしますか?
- 投資信託の種類が多すぎて、何を選べば良いか分からない
- 自分の運用方針に合った資産配分がよく分からない
- 最適な資産配分になるように調整するのが面倒
投資に対するこうした不安や面倒さから解放してくれるのが、この楽ラップなんです。
- 無料診断の結果から、運用方針に合った投資信託を自動でチョイス
- 世界中のマーケット動向や経済動向から、最適な資産配分になるよう自動的に調整
- 運用状況を見ながらリバランスも自動で実施
- 運用成果は毎日スマホやPCでチェック可能

投資の面倒な部分や不安に感じる部分をお任せできるサービスって感じね

まさにそんな感じ! こうして見るとこれから投資を始める初心者向きって思うかもしれないけれど、投資経験が豊富な人にも満足して利用できるサービスになっているよ
10万円から始められる
実は楽ラップのような投資一任サービスは、これまで最低でも数百万円必要な、いわゆる富裕層向けのサービスでした。
しかし楽ラップの登場で、まとまった資金がない若い世代でもこうしたサービスが利用可能に。
実際、楽ラップを始めた人のおよそ63%が10〜20万円で申込んでいます。

数百万円は無理だけど、10万円からなら気軽に始められるわね

少額でスタートできるうえに運用をお任せできるわけだから、これから資産運用を始める人にもピッタリのサービスだと思うよ
手数料は2コースから選べる

それにしても、運用をお任せするってことは手数料が必要になるよね?手数料が高そうなイメージがあるけど…

以前は2%近い手数料が必要だった投資一任サービスだけど、楽ラップの手数料は安いから心配しないで。手数料コースも2パターンから選べるようになっているんだ
【楽ラップの手数料について】
- 手数料の内訳は、
- ラップサービスの運営・管理費用
- 組入れる投資信託の運用にかかる費用(ファンド費用)
- ラップサービスの運営・管理費用は、2パターンから選べる
- ① 固定報酬型
- ラップサービスの運営・管理費用が固定となるタイプです。
資産残高に応じて、最大年率0.702%の手数料が発生します。 - ② 成功報酬併用型
- 利益に応じて成功報酬が発生するタイプです。
ラップサービスの運営・管理費用は固定報酬型より安く最大年率0.594%ですが、運用益の積上げ額の5.4%を成功報酬として支払う必要があります。

固定報酬型と成功報酬併用型、どちらがお得なのかしら?

運用成果が2%を超えると固定報酬型の方が手数料はお得になると言われているよ。成功報酬併用型は利益が出るほど手数料も高くなってしまうし、長期でコツコツ運用する前提なら固定報酬型の方がオススメかな
こうした実績からも、手数料コースについては「固定報酬型」がオススメです。

手数料コースは途中で変更できるの?

手数料コースの変更受付期間内であれば、コースの変更ができるようになっているよ
【手数料コースの変更について】
楽ラップには約1年間の契約期間があり、契約満了月の第1営業日から最終営業日の15時より前までが手数料コース変更受付期間となっています。
例)契約期間が2017年4月1日から2018年3月31日の場合
手数料コースの変更受付期間:2018年3月1日(木)から2018年3月30日(金)の15時より前まで
※一度変更の申込みをした場合でも、手数料コースの変更受付期間中であれば再度変更可能

ファンド費用を含めても、楽ラップの手数料は1%未満。従来の同じようなサービスと比べても、圧倒的に低コストなんだよ
楽ラップの注意点

メリットの多い楽ラップだけど、注意点もきちんと確認しておこう!
【楽ラップの注意点】
- 元本割れの可能性がある
- ロボアドバイザーが自動的に運用してくれるといっても、投資をしていることに変わりありません。
元本割れのリスクがあることは頭に入れておきましょう。 - NISA口座は利用できない
- 楽ラップが利用できるのは、特定口座と一般口座。
NISA口座では利用できません。
【参考】NISAのメリットと注意点 - 申込んですぐの解約はできない
- 楽ラップの解約が可能になるのは、新規申込に伴う運用開始日の翌々月1日から。
その間は解約申し込みができません。例)2017年9月1日(金)12時に申込んだ場合
契約締結日:2017年9月1日(金)
運用開始日:2017年9月4日(月)原則として、契約締結日の翌営業日が運用開始日となります。
解約申し込み不可の期間:2017年10月31日(火)まで。運用開始日の翌月末までは解約申し込みができません。
解約申し込みが可能になる日:2017年11月1日(水)

NISAは使えないのね。非課税で運用したいと思ったら、楽ラップではなく自分で運用しなさいってことか…

投資の面倒な部分や大変な部分をお任せできるわけだから、そこは目をつぶるしかないのかもね
楽ラップの申込み方法
口座開設はWebやアプリから簡単にできます。
口座開設が終われば、楽ラップの申込みです!
- ① 無料診断を受ける
- ② 診断結果をもとに運用コースを選ぶ
- ③ 申込み
申込む際に必要なのは、運用金額の入力と口座区分・手数料コースの選択だけ。
あとは契約内容を確認して同意すれば申込み完了です。
運用が始まれば状況をチェックして、必要に応じて運用金額の変更(増額・減額)や運用コースの変更など、見直しができます。
楽天証券についてはこちらも合わせてお読み下さい
⇒楽天証券のメリットと注意点

自分でいろいろやらなくても、しっかり運用してくれるのは助かるな。自分は何もしないから銀行にお金を預けるのと同じ感覚なのに、お金は増えていくんだもん

確かに運用一任できて楽だけど、定期的に見直すことは忘れずにね。余裕資金ができたら増額したりして、しっかりと資産形成していこう!