
楽ラップとマネラップって、ロボアドバイザーの中でも人気が高いのよね?

楽ラップは楽天証券が運営しているし、マネラップの運営元にはマネックス証券と関連のあるマネックスグループが含まれている。どちらも人気の高いネット証券だね

人気があるネット証券って、どんなサービスを提供しているんだろう?気になるなぁ
目次
楽ラップとマネラップの概要
楽ラップとマネラップは、どちらもお任せ投資が可能な投資一任型のロボアドバイザーです。
ただ、内容については違う点がいくつかあります。
楽ラップについて
運営元:楽天証券
サービス開始:2016年7月
楽ラップは30代を中心に、投資初心者からの人気が高いロボアドバイザーサービス。
2017年11月からは自動積立にも対応しました。
投資スタイルの提案から運用中のメンテナンスまで、全てインターネット上で完結する投資一任サービスです。
マネラップについて
運営元:マネックス・セゾン・バンガード投資顧問株式会社
サービス開始:2016年9月
マネラップは「ためる」「そなえる」「たのしむ」3つのマネープランから選択して運用するロボアドバイザー。
「たのしむ」では、資産を取り崩しながら残った資産を運用するといった、他のロボアドバイザーにはない資産運用も可能。
将来に向けた資産形成からまとまった資金の運用まで、様々な世代に対応しているロボアドバイザーです。

楽ラップはどちらかというと、運用して資産を増やすことに重点を置いている感じかな?マネラップは使いながら増やすようなことにも対応しているのね

マネラップの『そなえる』は、ある期間は運用して資産を増やし、その後は取り崩しながら運用することもできるプラン。より多くのマネープランに対応しているのがマネラップだね
始めやすい楽ラップと始めるまでが大変なマネラップ

楽ラップとマネラップでは、実際の運用を始めるまでのステップが違うんだ。楽ラップは最低投資額さえ準備できればすぐにでも始められる。マネラップはしっかりした運用計画を立てないと始められないようになっているんだ

しっかりした運用計画が必要…具体的には、どうすれば始められるのかしら?
楽ラップで運用を始めるまで
楽ラップでは、はじめにあなたの運用スタイルを無料で診断。
金融の知識がなくても応えられる15問ほどの質問に答えるだけで、運用スタイルを診断してくれます。
診断結果からあなたに合った運用コースを提案してもらい、内容を確認して問題なければ投資一任契約を締結。
あとは入金さえ済ませれば運用スタートです。
マネラップで運用を始めるまで
マネラップでははじめに資産計画を作ります。
「ためる」「たのしむ」「そなえる」の中から希望するマネープランを選択。
質問に答えると資産計画が自動的に作られるしくみです。
ここまでは比較的簡単に進められますが、問題はここから。
マネラップでは資産計画を立ててみて、目標達成率が80%以上の場合に限り投資一任契約が締結できるのです。
目標達成率が80%未満の場合は、目標設定や運用期間、積立金の額、当初投資額などを調整したうえで利用開始となります。

資産計画を立てること自体は難しいわけでもないのね。ただ、より具体的な目標が必要なのはマネラップってことね
投資対象の違い
楽ラップは専用投資信託
楽ラップの投資対象は、楽ラップ専用の投資信託。
一方のマネラップでは国内外のETFを投資対象としています。
一般的に、投資信託はETFより信託報酬が高いと言われますが、楽ラップ専用商品ではこの信託報酬を抑えた商品のみに限定しているので、最大でも0.378%となっています。
ただし対象投資信託の中には信託財産留保額(最大で0.30%)が発生するものも含まれているため、その点には注意が必要です。
マネラップはETF
マネラップの投資対象であるETFは、経費率や流動性を勘案して選定。
ただし具体的な銘柄数などは公表されていません。
資産計画シミュレーションでは、ポートフォリオに組み入れる上位10銘柄までが表示されます。

投資対象は投資信託とETFで違うけれど、どちらも円建てで国際分散投資を行っているよ

上場か非上場かの違いってことだね

あと、楽ラップは『たわらノーロードシリーズ』以外の投資信託で信託財産留保額が発生する。見落としがちだから、利用するときはよくチェックしておこう
手数料に差はほとんどない
どちらも投資一任サービスであるため、利用するにあたっては手数料が必要。
ただし、両者に大きな差はありません。
楽ラップの手数料
楽ラップには2通りの手数料体系がありますが、オススメなのは固定報酬型。
成功報酬併用型では、リターンが2%を超えると固定報酬型の手数料を超えてしまううえに、手数料が毎回変動して分かりにくくなります。
固定報酬型なら預かり資産残高に対して一定の割合が手数料となるため、管理する上でも分かりやすいのがメリットです。
固定報酬型の手数料
ラップサービスの運営・管理費用:最大0.702%
組入れる投資信託にかかる費用:最大0.288%
合計:0.990%(税込)
マネラップの手数料
信託報酬:0.1%
合計:目標1.0%未満(税込)

どちらもほとんど同じだね

ただ、注意したいのはマネラップ。ETFの売買委託手数料や監査費用が発生することがあるので、実質的に手数料が1%を超える可能性もあるんだ

楽ラップは信託財産留保額が必要だけど、マネラップも別の手数料がかかる可能性があるわけね…

具体的な数字は公表されていないから何とも言えないけれど、具体的に公表できないコストにも注意しておこう
機能面の違い
楽ラップとマネラップで大きく異なる機能としては、自動積立に対応しているかどうかが挙げられます。
楽ラップでは月1万円以上から自動積立が可能。
マネラップも自動積立は可能ですが、引き落としはマネックス証券の証券口座から。
銀行口座から引き落とされる楽ラップの方が、より手間が省けると言えます。
それ以外の機能面に大きな違いはありません。

積立投資をやるつもりなら、楽ラップを選んだ方がいい。証券口座へその都度入金するのも案外面倒だからね

楽ラップも最近ようやく自動積立に対応したのよね

そう。自動積立に対する要望は多いだろうし、もしかするとマネラップもそのうち対応するかもしれないね
最低投資額について
最低投資額も、楽ラップとマネラップで違う点のひとつ。
楽ラップが最低10万円必要なのに対し、マネラップでは1,000円からOKです。
ただし、マネラップでは80%以上の目標達成率を確保する必要あり!
80%以上であれば1,000円から始められますが、それ以下の場合は調整するしかありません。

誰でも10万円あれば始められる楽ラップと、80%以上の達成率さえ確保できれば1,000円から始められるマネラップって感じかな

そう。マネラップはあくまでも目標次第だから、1,000円で始められる人もいれば50万円必要な人もいるってこと
どちらがオススメ?
楽ラップがオススメな人
- 気軽にお任せ投資を試してみたい人
- 楽天証券に口座を持っている人
- 自動積立で手間を省きながら資産形成したい人
マネラップがオススメな人
- 住宅購入の頭金や教育資金など、具体的な目標金額と時期を決めて運用したい人
- ある程度まとまったお金があるので、取り崩しながら運用もしていきたい人
⇒【公式】マネックス証券

楽ラップはとにかく運用して資産を増やす。マネラップはより具体的な目標に向けて資産形成するってイメージかしら?

そうだね。ただ、運用して資産を増やすなら楽ラップよりもWealthNaviの方がオススメだよ
楽ラップと同様の機能を備え、楽ラップよりも一歩進んで税金の最適化までやってくれるのがWealthNavi。
WealthNavi(ウェルスナビ)は、預かり資産残高、運用者数ともに国内第1位のロボアドバイザーサービスです。
運用に利用する投資アルゴリズムは、世界の富裕層も利用しているノーベル賞受賞理論に基づいたもの。
世界中の投資家からも多く利用されている低コストの海外ETFを投資対象としています。
投資未経験者でも、世界の富裕層と同じレベルの資産運用が自動でできるサービスです。
運用開始に必要なリスク許容度診断も、6つのシンプルな質問に答えるだけでOK!
WealthNaviでは、
- 最低投資額:10万円
- 手数料:信託報酬と合わせて1.11〜1.14%

国際分散投資を米ドル建てで行うWealthNaviなら、通貨分散にも対応できる。
税金の最適化によって投資効率も上げられるから、効率よくお任せ運用したいならWealthNaviがもってこいだよ

通貨分散って自分でやると手数料もかかるし面倒そうだけど、WealthNaviならそうした手間も省けるのね
この他、楽ラップやマネラップでは公表されていない投資アルゴリズムを公表しているのも、WealthNaviのメリット。
選択肢の一つとして検討してみてくださいね。
WealthNaviについて詳しくはこちら
⇒WealthNavi(ウェルスナビ)の注意点、他のロボアドとの比較まとめ!
⇒WealthNaviの診断はこちら