マスターマスター

『投資信託』って、どんなものか知っているかな?

あやあや

言葉だけなら聞いたことあるけれど、中身については全然知らないわ。名前だけ聞くと、何だかアヤシイ感じもするし…

マスターマスター

アヤシイ『気がする』だけでしょう?投資信託は、これから投資を始める人にもオススメできる商品! どんなメリットや注意点があるか、チェックしてみよう

投資信託ってどんなもの?

マスターマスター

投資の商品っていろいろあるけれど、株式にしても債券にしても、基本は自分で銘柄とかを選んで自分で運用しないといけない

あやあや

私みたいに、これから投資を始めます! なんて人には出だしからハードルが高いのよね…投資先選びとか売買のタイミングとか全然分からないし

マスターマスター

でも投資信託は違うんだ。信託って信じて託すってことだけど、専門家(ファンドマネジャー)にお金を預けて運用してもらう。これが投資信託

あやあや

投資先を選んだり値動きを見たり、初心者には難しそうな部分も専門家がやってくれるってことね

マスターマスター

そういうこと。投資対象については商品ごとに決まっているから、どんな運用成果を目指すかによって商品を選んでいくことになる

【投資信託とは?】

  • 専門家にお金を預けて運用してもらうもの
  • 大まかに分けると「インデックスファンド」と「アクティブファンド」がある
インデックスファンド
ある指標に連動した運用成果を目指すもの。主な指標には「日経平均」や「東証株価指数(TOPIX)」などがあり、購入する株式等は機械的に選ばれる。
アクティブファンド
今後株価が上昇しそうな会社など、専門家がリサーチしたうえで購入する株式や債券を選ぶもの。

【投資対象は何がある?】

  • 株式(国内・外国)
  • 債権(国内・外国)
  • 不動産(国内・外国)
  • その他、原油や金など

※複数の投資対象を組み入れた「バランス型」もある

こちらも合わせてお読み下さい
バランスファンドの特徴と注意点まとめ

投資信託のメリット

マスターマスター

まずは投資信託のメリットから見てみよう。初心者にオススメの理由も分かるよ

【投資信託のメリット】

少額から始められる
通常の株式投資などでは、ある程度まとまったお金(数十万円〜数百万円)がなければ始めることができません。
これが投資信託なら1万円程度から始められます(最近は100円から買える投資信託もあります)
積立投信なら月々100円や1,000円からでもOK。
少額から始められる理由は、投資信託が「複数の投資家から集めたお金をまとめて、ひとつの大きな資金として投資をする」という仕組みになっているからです。
分散投資でリスクを軽減させられる
投資の基本のひとつに「投資の対象を分散する」ことがあり、これを「分散投資」といいます。
『卵は同じカゴに盛るな』という古くからの言葉がありますが、1つのカゴに卵をまとめるとひっくり返した時のダメージが大きくなりますよね。
しかし、複数のカゴに分けていれば1つをひっくり返してもダメージは少なく済みます。
これと同じで、たとえばA社の株式だけに投資ししていた場合、業績が上がったりして株価が上昇すればいいですが、下落してしまうと大きな損失に。
これを複数の企業に投資していれば、たとえA社が下落しても損失を小さくすることができるというわけです。
ただ、これを個人で行うとなるとかなりのお金が必要になるもの。
投資信託は多くの投資家からお金を集めているので、さまざまな銘柄の株式や債券に分散して投資ができ、結果的にリスクを軽減できるのです。
個人では投資しにくい国などにも投資できる
投資初心者にとってハードルが高いと感じる海外への投資も、投資信託なら気軽にできます。
これもファンドマネジャーが運用してくれる投資信託ならではのメリット。
たとえば、アップルやマイクロソフト、フェイスブックなどの株式が組み入れられています。
マスターマスター

投資の基本である分散投資が少額でできて、専門家が運用してくれる。投資信託が初心者にオススメの理由も分かったかな?

あやあや

これなら私でも始められそう! 今まで投資って株で大損! なんてイメージしかなかったけど、初心者にも優しい商品があるのね

投資信託の注意点

マスターマスター

メリットが分かったところで、次は注意点も見ておこう。実際に投資をやるうえでは、注意点の方が重要だったりするからね

【投資信託の注意点】

コストがかかる
投資信託にかかるコストには、主に次の3つがあります。

① 販売買付手数料
商品を購入する際に発生する手数料で、イニシャルコストのようなもの。
0円の商品もある(ノーロードと呼ばれる)
② 管理費用(信託報酬)
投資信託を保有している間ずっと発生する費用で、ランニングコストのようなもの。
投資信託によって大きく異なり、インデックスファンドよりもアクティブファンドの方が高くなる傾向にある。
③ 信託財産留保額
信託期間の途中に解約(換金)した場合に発生する費用。
投資信託によっては不要です。
元本保証ではない
運用状況によっては元本を下回ることもあります。
無理な分配金で資産が減る場合もある
毎月分配型などの投資信託は、利益が出ていなくても分配金を払うため、基準価格がどんどん下がってしまうことがある。
期間が5年など短く設定されていると強制的に解約になる
投資信託の中には投資期間が短いものがある。利益が出ていると、強制的に解約になり、税金が引かれてしまうので、長期投資には向いていない。
マスターマスター

もっとも注意したいのはコストの部分。特に管理費用は投資信託を保有している限り発生するものだから、出来る限り抑えたいコストだね

本当に安心してお金を預けられるの?

あやあや

ところで、投資信託ではお金を預けることになるけど、安心して預けられるの?

マスターマスター

投資信託はひとつの機関がお金を集めるところから運用までの全てをやっているわけじゃなくて、それぞれ役割分担しているんだ。分担することで不正もしにくくなるし、どこかが潰れてもお金は保護されている。比較的安全な資産の保管方法とも言えるよ

【投資信託のしくみ】

  • 投資信託を売る人→銀行や証券会社
  • 運用の指図をする人→投資信託運用会社
  • 実際の売買やお金の管理をする人→信託銀行

信託銀行は顧客から集めた資金と会社の資金は別で管理するよう義務付けられているため、万が一潰れるようなことがあっても(不正などがない限り)資産は保護されます。

コツコツ積み立てる「投信積立」も

投資信託の買い方には、次の2通りがあります。

一括して買う
例)しばらく使う予定がなく、なおかつ投資に回しても良い資産で一括購入する
毎月投資信託を購入し積み立てる(投信積立)
例)毎月1万円分の投資信託を購入する(実際は100円から積立てられる商品もあります)
マスターマスター

投信積立をやるときの注意点は、ノーロードの商品を選ぶという点。そうでないと、毎月購入手数料が発生してしまう

あやあや

選ぶときはよく確認しなきゃダメね

【主なネット証券の投資信託】
※表はスクロールします→

 SBI証券楽天証券マネックス証券カブドットコム証券松井証券GMOクリック証券ライブスター証券岩井コスモ証券

総数

2,529本2,463本1,062本1,019本191本62本1本260本

種類別

国内株式

426本428本170本206本38本13本43本

海外株式

605本639本341本242本57本17本78本

国内債券

50本48本26本32本17本4本5本

海外債権

741本736本255本287本46本8本66本

国内REIT

46本49本25本8本3本5本

海外REIT

137本130本68本19本4本21本

バランス型

390本328本239本137本11本16本

コモディティ

22本12本11本6本4本2本24本

ヘッジファンド

25本6本

ブル・ベア

40本11本20本10本

その他

47本85本2本1本2本

ノーロードファンド

1171本1170本623本593本191本62本1本27本

信託報酬

0.54%以下

161本193本92本67本66本35本

1.08%以下

572本882本317本183本125本27本1本

投信積立

銘柄数

2403本2334本292本964本未公表62本××

最小積立額

100円100円100円500円100円100円××
※バランス型には国内および海外REITを含む※信託報酬を基準にした検索不可

詳細

SBI証券楽天証券マネックス証券カブドットコム証券松井証券GMOクリック証券ライブスター証券岩井コスモ証券

知っておきたい『ドルコスト平均法』

マスターマスター

投信積立で知っておいてもらいたい投資手法に、ドルコスト平均法がある

あやあや

ドル?外国株式なんかの投資信託に関係する話?

マスターマスター

国内外関係なく、積立投信に関係する話だよ

【ドルコスト平均法とは】

一定期間、一定金額分の商品を買い付けながら投資をする手法のこと。

投資信託のように1口あたりの取得価額が日々変動する商品を購入する場合、最終的な平均取得価額を引き下げる効果があります。

【積立投信における投資信託の買付方法】

積立投信では、月々の投資信託の買付方法が2通りあります。

  1. 毎月決まった口数買い付ける
    (例:毎月10口ずつ買い付ける)
  2. 毎月決まった金額分買い付ける
    (例:毎月1万円分ずつ買い付ける)

【6ヶ月積み立てた場合の違い】
※表はスクロールします⇒

月数1ヶ月目2ヶ月目3ヶ月目4ヶ月目5ヶ月目6ヶ月目合計1口あたり
平均取得価額
1口あたりの価格1,000円800円1,200円1,000円900円1,100円
毎月100口
購入する場合

購入価格

10,000円8,000円12,000円10,000円9,000円11,000円60,000円1,000円

口数

10口10口10口10口10口10口60口
毎月1万円分
購入する場合

購入価格

10,000円10,000円10,000円10,000円10,000円10,000円60,000円983.6円

口数

10口12.5口8.3口10口11.1口9.1口61口

あやあや

どちらも6万円分購入しているのに、決まった金額分買い付けた方の保有口数が多くなっているわ

マスターマスター

ドルコスト平均法には、取得価額の平均を下げる効果があるからね。購入金額が決まっているから、高いときは少なく買って、安いときに多く買うことができるんだ

あやあや

結果的に、高値のときにたくさん買ってしまうことを防げるってことね

マスターマスター

そう。そして、この方法だと長く積み立てるほど利益が得られるチャンスも増えるんだ。ただ、ドルコスト平均法も『万能な投資手法』ではないんだよ

【ドルコスト平均法の注意点】

利益が出るかどうかは売却のタイミング次第
投資信託に限らず、投資でいくらの利益が出るか(もしくは損失となるか)は売却時の価格次第。
平均取得価額を下げることはできますが、必ず儲かる投資手法ではありません。
右肩上がりだと一括購入の方が利益率が高くなりやすい
たとえば基準価額が右肩上がりになった場合、積立でも利益は出ますが、最初に一括で購入した方がより高い利益となる場合が多いです。
右肩下がりだと損失を先送りするだけになる
基準価額が下落し続けるような状況で積立を続けると、保有口数だけが増えて利益が出ない可能性も。
結果的に、損失を先送りするだけになってしまいます。

ドルコスト平均法についてはこちらも合わせてお読み下さい
初心者が知るべき「ドルコスト平均法で積立」の基本と注意点

マスターマスター

投資を始めたばかりの頃って、買い時を判断するのも難しい。でもこの方法ならタイミングに左右されることなく投資を始められるから、初心者にもやさしいんだ

あやあや

高値のときにたくさん買ってしまうことを避けられるだけでも、投資初心者にとっては嬉しいわ

マスターマスター

2018年からは投信積立専用の『つみたてNISA』もスタートするしね。これを使えば投資に関する税金が非課税になるから、積極的に活用しよう

つみたてNISAについてはこちらも合わせてお読み下さい
初心者もこれで分かる「つみたてNISA(積立NISA)」とは

お金がもらえるタイミングは?

あやあや

ところで、投資信託を買った後はいつお金がもらえるの?

マスターマスター

投資信託の信託期間が終わるときか、売ったとき。分配金というのもあるけれど、金額としては微々たるものだったりするからね

【投資信託でお金がもらえるのはいつ?】

  • 信託期間終了時
  • 売却した時
  • 分配金(毎月・各月・年1回)

投資信託の中には信託期間の定めがない商品もあります。

この場合は分配金を除き、売却しない限りお金が戻ってくることはありません。

あやあや

投資信託も、結局は売るタイミングが大事ってこと?

マスターマスター

そうだね。でも売るのは『お金が必要になったとき』でいいと思うんだ。必要な分だけ売って、あとはとにかく運用を続けるのがコツだね

あやあや

なるほどね。私も試しに投資信託を買ってみようかな

マスターマスター

1万円分でもいいから、まずは投資信託を買ってみるといいよ。少額でも実際に運用してみると分かることも多いと思うからね

あやあや

勉強のつもりで…早速、商品選びから始めようっと

投資信託のまとめ

  • 投資信託とは、専門家(ファンドマネジャー)にお金を預けて運用してもらうもの
  • メリット1:少額から始められる(積立でも100円や1,000円からOK)
  • メリット2:投資先を分散することでリスクも軽減できる
  • メリット3:個人でやるにはハードルが高いもの(海外株式など)にも投資できる
  • 注意点1:保有している間は、管理手数料(信託報酬)が発生する
  • 注意点2:購入時や換金時に手数料が発生することもある
  • 注意点3:元本保証ではない
  • 預けたお金はきちんと管理、運用されるため安全性は高い
  • 一括で購入する方法と、毎月積み立てる(買い付ける)方法がある
  • 毎月積み立てる場合は「定量積立」と「定額積立」のいずれかで積み立てる
  • 定額積立だと最終的な平均取得価額を下げられる(ドルコスト平均法)ため、長期投資に向いている
  • 信託期間が終わるか、売却するとお金が戻ってくる