
みずほ銀行が提供するロボアドバイザーSMART FOLIOは、本格投資が簡単にできるってことらしいけど…

SMART FOLIOは完全なロボアドバイザーではないよ。

ロボアドバイザーNo1のWealthNaviとはどう違うのかな?

SMART FOLIOはアドバイス型のロボアドバイザーなんだ。
完全にお任せ投資ができるWealthNaviとの違いをチェックしてみよう
目次
各サービスの概要や特徴は?
WealthNaviとみずほ銀行SMART FOLIO、各サービスの概要や特徴は次の通り。
WealthNavi(ウェルスナビ)は、預かり資産残高、運用者数ともに国内第1位のロボアドバイザーサービスです。
一人ひとりに合ったポートフォリオの構築から自動売買、自動リバランス、自動積立、自動税金最適化まで、資産運用に関わる全プロセスの自動化を実現。
富裕層も多く活用しているノーベル賞受賞理論を元にした投資アルゴリズムにより、投資未経験者でも世界の富裕層と同じ資産運用ができます。
最適な運用を完全にお任せできる、投資一任型のロボアドバイザーです。
⇒WealthNaviの診断はこちら
詳しくはこちら
⇒WealthNaviの詳細
みずほ銀行SMART FOLIO
提供元:みずほ銀行
一人ひとりに合ったポートフォリオを構築し、それに合う最適な商品を提案してくれるアドバイス型のロボアドバイザー。
利用にあたっては、みずほ銀行の普通預金口座、投資信託口座、みずほダイレクトの契約が必要です。
あなたに代わって運用方針やリバランス案の作成などを行ってくれますが、最終判断を下すのは自分自身。
商品の売買なども手動で行います。

SMART FOLIOは機能がたくさんあるから一任型のロボアドバイザーだと思っていたけれど、アドバイス型だったのね

アドバイス型の中でも、機能が充実しているロボアドバイザーって感じかな。気になる機能面を詳しく見ていこう
どんな機能が備わっている?
ロボアドバイザーの機能も多種多様。
一任型・アドバイス型で違いもありますが、次のような機能が備わっています。
- ポートフォリオの自動構築(資産配分の決定と金融商品の選定)
- 自動発注
- 自動積立
- 自動再投資(分配金)
- 自動リバランス
- 自動税金最適化(DeTAX)
この6つの機能により、WealthNaviでは投資に関わるすべてのプロセスを自動化。
特に自動税金最適化機能はWealthNaviだけの機能です。
こうしたハイスペックな機能により、WealthNaviでは投資の手間はほぼ「ゼロ」。
みずほ銀行SMART FOLIOの機能
- ポートフォリオの提案(リスク許容度診断、投資ゴール(目標)の設定、リバランス案の作成)
- 投資信託の購入サポート(複数投信の購入や解約が一括で注文可能)
- 運用状況の明示(目的に対する進捗状況の確認)
みずほ銀行SMART FOLIOの場合は、あくまでも提案がメイン。
提案を受けた後の判断は自分自身で行い、購入時の発注も自分で行う必要があります。
購入や売却のタイミングも自分次第。
商品選定や配分、リバランスに関して自分で考える必要がない分、手間は省けますが、お任せはできません。
投資対象の違い
WealthNaviとみずほ銀行SMART FOLIOでは、どちらを利用しても国際分散投資が可能。
しかし、投資対象は大きく異なります。
投資対象は米国市場に上場しているETF。
ETFは低コストで、透明性の高い投資商品として、世界の機関投資家や富裕層からも広く利用されています。
WealthNaviでは資産規模や流動性、コストなどの観点から投資対象となるETFを選定。
資産クラスごとに最適と考えられる銘柄を1つ選定し、ポートフォリオに組み入れています。
なお、WealthNaviが投資対象としている資産クラスと具体的な銘柄は次の通り。
- 米国株(VTI)
- 日欧株(VEA)
- 新興国株(VWO)
- 米国債券(AGG)
- 物価連動債(TIP)
- 金(GLD)
- 不動産(IYR)
この7銘柄で実質的には世界50か国・約11,000社以上へ国際分散投資。
一人ひとりのリスク許容度に応じた最適な配分比率で運用します。
日本円ではなく米ドル建てで運用を行っているのもWealthNaviの特徴です。

日本人は資産が円に集中している人が多いけれど、円が下落すれば実質的な価値も下がってしまう。こうしたリスクを緩和する意味でも、米ドルを保有しておくことは大事なことなんだ
SMART FOLIOは自社Gの投資信託
SMART FOLIOの投資対象は、みずほグループの運営する投資信託、i-mizuhoインデックスシリーズ。
つまりSMART FOLIOとは、みずほ銀行がグループで運営する投資信託を販売するためのロボアドバイザー。
まず「みずほグループの投資信託」という制限があり、その中でどの様なバランスで購入すれば良いのかを、アドバイスしてくれるということです。
投資対象の公平性としては、ユーザー第一で投資対象を選ぶWealthNaviに劣ってしまいます。

SMART FOLIOは、みずほグループの投資信託から選ぶということね。

比較的安い信託報酬だし、無料でアドバイスが受けられるから、まあ仕方ないかな。
SMART FOLIOが対象とする具体的な資産クラスは次の通り。
- 国内株式
- 外国株式(先進国/新興国)※地域を限定して投資する商品もある
- 国内債券
- 外国債券(先進国/ハイイールド)
- 不動産(国内/先進国)
各資産クラスの配分比率は、リスク許容度診断の結果をもとにSMART FOLIOが自動的に計算。
SMART FOLIOの「具体的なファンドを選ぶ」ページで投資金額を入力すると、配分比率に応じた投資金額が算出されます。
購入ボタンを押せば、必要な商品を必要な分だけ発注できる仕組みです。

債券の中にある、ハイイールドって何?

高利回り債券のこと。信用格付けが低くて元本割れが発生する可能性が高い分、利回りを高く設定している債券のことだよ。債券はリスクが低いと言われるけれど、このハイイールド債はハイリスク・ハイリターンの債券って感じかな
コスト面を比較
最後に比較するのはコスト面。
一任型のWealthNaviとアドバイス型のみずほ銀行SMART FOLIOでは、手数料体系が異なります。
WealthNaviでは投資一任契約にあたって「運用管理費」が発生。
その他、投資対象となるETFの信託報酬が必要です。
運用管理費:預かり資産残高の1.08%(税込)
ETFの信託報酬:0.11〜0.14%
合計:1.19〜1.22%
これ以外の費用(入金積立手数料や為替手数料、売買委託手数料など)は一切かかりません。
みずほ銀行SMART FOLIO
アドバイス型のみずほ銀行SMART FOLIOでは、投資対象の投資信託に関する費用のみでOKです。
購入手数料:なし
信託報酬:0.4101〜0.932%(商品によって異なる)
信託財産留保額:先進国インフレ連動債券は0.10%、新興国株式・東南アジア株式・中国株式は0.30%、その他はなし
※ただし投資信託では、信託報酬以外に隠れたコストとして次のようなコストが運用益から引かれています。
- ファンドの諸経費
- ファンドの財務諸表監査に関する費用、信託財産に関する租税、信託事務の処理に要する諸費用、受託会社の立替えた立替金の利息等
- 売買委託手数料
- 組入有価証券の売買の際に発生する手数料
- 外貨建資産の保管費用
- 海外における保管銀行等に支払う有価証券の保管および資金の送金・資産の移転等に要する費用

アドバイス型のロボアドは運用管理費がいらない分低コストだけど、限られた投資信託しか選べない。
ETFにくらべると信託報酬は高めで、隠れたコストも色々かかるんだね。

WealthNaviの手数料も手間を考えると決して高いわけでなく、むしろ安いくらい。
以前はファンドラップで2%以上が当たり前だったからね
どちらが向いているか
SMART FOLIOが向いている人
- メガバンクのネームバリューを重視する人
- 投資対象がみずほグループの投資信託限定で気にならない人
- 実際の商品購入やリバランスなどの手間が面倒に思わない人
⇒【公式】SMART FOLIO
- 投資の手間を省いて、効率よく世界分散の投資をしたい人
- 投資の透明性やユーザー第一のコンセプトに共感する人
- 1.0%の手数料を払うだけの価値をWealthNaviに感じる人
最適な運用を時間や手間をかけずに行えるのはWealthNaviの方。
WealthNaviなら最初に目標金額や月々の積立額などを設定すれば、あとは「ほったらかし」でOK!
自分でやることといえば、スマホアプリなどから運用状況を確認することくらいです。
最低投資金額は10万円から利用可能。
始めるなら今がオススメです!
⇒WealthNaviの診断はこちら
詳しくはこちら
⇒WealthNaviの詳細