
SMBCロボアドバイザーって、三井住友銀行が提供しているサービスなのね!
メガバンクのサービスって何となく良さそうなイメージだけど…

ロボアドバイザーというより、三井住友銀行の投資信託を選ぶ診断ツールだね。

ロボアドバイザー口座数1位のWealthNaviとは何が違うの?
目次
サービスの概要や特徴は?
まずは2つのサービスの概要などを簡単にチェックしておきます。
運営元:ウェルスナビ株式会社
WealthNavi(ウェルスナビ)は、預かり資産残高、運用者数ともに国内第1位のロボアドバイザーサービスです。
運用に利用する投資アルゴリズムは、世界の富裕層も利用しているノーベル賞受賞理論に基づいたもの。
世界中の投資家からも多く利用されている低コストの海外ETFを投資対象としています。
投資未経験者でも、世界の富裕層と同じレベルの資産運用が自動でできるサービスです。
⇒WealthNaviの診断はこちら
詳しくはこちら
⇒WealthNaviの詳細
SMBCロボアドバイザーについて
提供元:三井住友銀行
メガバンクの1つである三井住友銀行が提供しているロボアドバイザーサービス。
13の質問の回答から、三井住友・資産最適化ファンド(全5パターン)の中から最適と考えられる1本を提案します。
ロボアドバイザーというより、自動診断サービスに近く、信託報酬0.9904%の自社バランスファンドを売るための販促ツールという感じです。

投資対象も違う感じだし、全く別のサービスって気がしてきたわ

そうだね。機能面や投資対象、コストなどを詳しく比べてみよう
どんな機能がある?
ロボアドバイザーは、投資一任型とアドバイス型で機能が大きく異なります。
まずは機能面から比較します。
⇒【公式】SMBCロボアドバイザー
WealthNaviの特徴は、資産運用に必要な全プロセスを自動化している点。
手間をほぼゼロにするためのハイスペックな機能が備わっています。
- ポートフォリオの自動構築(資産配分の決定と金融商品の選定)
- 自動発注
- 自動積立
- 自動再投資(分配金)
- 自動リバランス
- 自動税金最適化(DeTAX)

ポートフォリオの構築から自動リバランスまでの機能は他のサービスにも備わっていることが多いけれど、自動税金最適化はWealthNaviだけ。分配金などによる税負担が一定額を超えた場合に、それを軽減する機能だよ

税金も言ってみればコストみたいなものだからね。負担を軽減した分、投資に回せるから効率も上がるってことだよね

そう。とにかく手間をかけずに効率よく資産運用したい人にはオススメの機能だよ
SMBCロボアドバイザーの機能
SMBCロボアドバイザーはアドバイス型なので、WealthNaviのようなお任せ投資はできません。
SMBCロボアドバイザーでできることは、次の通り。
- マネープランの作成と最適な商品の提案

マネープランやリスク許容度は質問に答えるだけで診断できる。それに合った投資商品も提案してくれるよ。ただ、その後の発注などは自分でやる必要がある

アドバイス型だから、やってくれることはあくまでもアドバイスだけってことね
投資対象について
WealthNaviもSMBCロボアドバイザーも、世界分散投資ができる点は共通。
しかし、投資対象は異なります。
WealthNaviでは米国市場に上場している低コストのETF(上場投資信託)が投資対象。
投資対象銘柄は資産クラスごとに1銘柄ずつの合計7銘柄ですが、実質的には世界50か国・約11,000社以上へ国際分散投資を行っています。
【WealthNaviが投資対象とする資産クラスと銘柄】
- 米国株(VTI)
- 日欧株(VEA)
- 新興国株(VWO)
- 米国債券(AGG)
- 物価連動債(TIP)
- 金(GLD)
- 不動産(IYR)
ETF銘柄の選定は、純資産総額や流動性、コストなどの観点から利用者に一番メリットが多いものを選定しています。

詳しいETFの選定方法は、WealthNaviのホワイトペーパーでも公表されている。気になる人はチェックしてみるといいよ
SMBCロボアドバイザーの投資対象
SMBCロボアドバイザーの投資対象は、三井住友・資産最適化ファンド(投資信託)。
三井住友・資産最適化ファンドは、リスク許容度に応じて5つのコースが設定されています。
- 安定重視型
- やや安定型
- バランス型
- やや成長型
- 成長重視型
それぞれ国内外株式、国内外債券、国内外REITが組入れられているバランス型投資信託なので、国際分散投資には対応済み。
ただ国の数や企業数の詳細は不明です。

結局のところ、SMBCロボアドバイザーは三井住友・資産最適化ファンドのどのパターンがオススメかを判断するためのツールってこと?

そう。三井住友・資産最適化ファンドの購入を考えているけれど、どのパターンがいいのか分からない人にはオススメと言えそうだね
コストについて
資産運用においては、なるべくコストをかけないように…と考える人が多いのではないでしょうか。
投資一任型とアドバイス型では手数料の内容も異なります。
投資一任型のWealthNaviでは、投資対象であるETFの信託報酬の他に、運用管理費が発生します。
運用管理費は、為替手数料や資産管理、お任せ投資にかかる部分の手数料。
WealthNaviの手数料(年間)
運用手数料 | 1.08%(税込) |
---|---|
信託報酬 | 0.11〜0.14% |
合計コスト | 1.19〜1.22%(税込) |

約1%の手数料で完全お任せ投資ができるってことだね

そう。WealthNaviではこれ以外の手数料は不要だから、コストも明確だと言えるよ
SMBCロボアドバイザーのコスト
SMBCロボアドバイザーはアドバイス型なので、運用管理費は不要。
投資対象の投資信託にかかるコストのみ。
SMBCロボアドバイザーの手数料(年間)
信託報酬 (ファンド) |
0.9504%(税込) |
---|---|
信託報酬 (投資対象) |
最大0.4%程度 |
その他費用 | 非公開※ |
合計コスト | 最大0.9904%(税込)〜 |
※その他費用として、ファンドの監査費用や有価証券の売買時の手数料、資産を外国で保管する場合の費用、マザーファンドの購入・換金に伴う信託財産留保額等(それらにかかる消費税等相当額を含みます。)が信託財産から支払われます。

投資信託の信託報酬が高いね…
その他費用もどれくらいかかっているのかよく分からないし…。

WealthNaviとほぼ同じコストがかかる一方で、運用の中身はブラックボックスでよく分からない。。機能とコストから考えると、WealthNaviの方が一歩リードかな
リスク許容度診断に必要な質問項目比較
最後に比較するのは質問項目。
サービスを利用する際に欠かせない診断なので、できれば初心者でも答えやすい内容の方が嬉しいですよね。
至ってシンプルな6つの質問から構成されているWealthNavi。
質問内容は
- 年代
- 年収
- 金融資産の総額
- 毎月の積立額
- 資産運用の目的
- 株価下落時の行動
の6問です。
なぜこの問いを診断に利用しているのかも、WealthNaviのホワイトペーパーで説明されています。

質問や回答がリスク許容度にどう関係しているのか、誰でも分かるようになっているのね
SMBCロボアドバイザーは13項目
一方のSMBCロボアドバイザーは、13の質問に答えることでマネープランや商品の提案を行います。
質問は大きく分けて2種類。
一つは性別や年齢、年収、金融資産、家族構成やライフイベントなどあなた自身に関すること。
もう一つは投資方針や運用期間、下落時の行動や望ましいと感じる運用パターンなど投資に対するあなたの考えについて。
このうち、投資に対する質問ではグラフを見て回答するものがあるので、投資の経験が浅い初心者には少し難しく感じるかもしれません。

運用パターンや損益パターンって、私には見慣れないからどれがいいのかサッパリ…

損益パターンは特に難しく感じるかもしれないね。値上がり幅よりも値下がり幅に注目してみると答えやすいかも。どこまでなら値下がりしてもいいか、その額で判断するといいよ
どちらが向いている?
SMBCロボアドバイザーが向いている人
- メガバンクのネームバリューを優先する人
- 信託報酬0.9904%の投資信託を高いと感じない人
- すでにSMBCのバランスファンドを購入すると決めている人
- 10万円以上の金額を投資できる人
- 透明性の高い低コストETFで世界分散投資を始めてみたい人
- 投資にかける時間を最小限にして、本業やプライベートを充実させたい人
WealthNaviは0万円から利用できます。
将来に向けた資産運用は、早く始めるほど大きなリターンが期待できるもの。
悩む前に、まずは口座開設してみては?

同じくらいのコストなら、手間をかけずに運用できるWealthNaviの方がいいなぁ。私も早速、WealthNaviで口座開設してみよう!
⇒WealthNaviの診断はこちら
詳しくはこちら
⇒WealthNaviの詳細