
ロボアドバイザーの中でも人気の高いWealthNaviだけど、どうしてこんなに人気があるのかしら?

運用実績がいいこともあるだろうけど、透明性が高くて信頼できるところも人気の秘密じゃないかな

なるほど。透明性が高いということは、運用のしくみなんかもチェックできるってこと?

もちろん! 早速、気になるWealthNaviのしくみを詳しく見てみようか
目次
米国市場のETFで世界分散投資

WealthNaviでは投資対象として米国市場のETFを活用しているんだ

日本国内のETFではなく、海外のETFなのね。どうして海外ETFを活用しているんだろう?
ETFとは、株と同じように東京証券市場などで売買できる投資信託のこと。
アメリカで誕生したETFは、低コストで世界中の様々な資産に分散投資ができる金融商品です。
日本にもETFは存在しますが、数も少なく(200本程度)国内株式に投資する銘柄も多いため、国際分散投資が難しいという実情があります。
一方のアメリカには2000本近い銘柄があり、投資対象も非常に豊富。
世界の機関投資家や富裕層に広く利用されているのも、米国市場のETFなんです。
投資信託についてはこちらも合わせてお読み下さい。
⇒初心者が先ず知るべき、投資信託のメリットと注意点

アメリカのETFって日本の10倍近い銘柄があるんだ! でも、分散投資ならTOPIXとか日経225に連動するようなETFでも十分な気がするけど…

WealthNaviが世界分散投資をするのはリスク分散の意味もあるけれど、日本の経済成長率よりも世界の経済成長率の方が大きいから。2015年の世界の経済成長率を見ればよく分かるよ
【2015年の経済成長率】
日本 | 0.5% |
ユーロ圏 | 1.7% |
米国 | 2.4% |
ASEAN | 4.8% |
中国 | 6.9% |
インド | 7.6% |
世界全体 | 3.1% |

日本の経済成長率って、世界の国々と比べても相当低いのね…

日本だけに投資していても、高いリターンは期待できないでしょう?世界全体で3%もの経済成長率があるわけだから、そこに投資をすればそれなりのリターンが期待できる。つまり、世界経済の成長率に沿って資産も成長させていこうってことなんだ
リスク許容度により5パターン
WealthNaviでは、5つの質問の結果からリスク許容度を5段階で診断します。
質問項目とリスク許容度の関係は次の通り。
- 年齢
- 若い世代ほど保有する金融資産に対する人的資産の比率が大きいため、リスク許容度が高くなる
- 年収
- 年収が高いほど人的資産の比率が大きいため、リスク許容度が高くなる
- 金融資産
- 金融資産が多いほど運用が上手くいかなかった場合の生活への影響が小さいため、リスク許容度が高くなる
- 投資目的
- 投資期間が長くなるほど相場下落時の回復が期待できるため、リスク許容度が高くなる
例)「余裕資金の運用」や「長期運用」ならリスク許容度も高く、「退職後の運用」や「短期運用」ならリスク許容度が低い - 急落時の対応
- 相場が急落した時に資産を売却する(現金化する)人はリスクに対する心理的な耐性が低いため、リスク許容度は低くなる
逆に、追加投資をする人はリスク許容度が高くなる
WealthNaviではまず、「年齢」「年収」「金融資産」から客観的なリスク許容度を算出。
それから「投資目的」「急落時の対応」といった主観的な回答による調整を加え、最終的なリスク許容度を算出しています。
⇒WealthNaviの診断はこちら
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各リスク許容度による運用実績
では、リスク許容度別の運用実績はどうなっているのでしょうか。
次の条件で運用した場合の、リスク許容度別の運用実績を見ていきます。
【運用の条件】
- 運用期間:2016年1月〜2018年7月
- スタート時の投資額:100万円
- 自動積立額:月3万円
- 投資額合計:円建てでは190万円、ドル建てでは1.67万ドル
【運用実績(円建て)】
リスク許容度1 | 202万円(+6.2%) |
リスク許容度2 | 212万円(+11.5%) |
リスク許容度3 | 220万円(+15.8%) |
リスク許容度4 | 228万円(+19.7%) |
リスク許容度5 | 233万円(+22.7%) |
【運用実績(ドル建て)】
リスク許容度1 | 1.82万$(+8.9%) |
リスク許容度2 | 1.91万$(+14.3%) |
リスク許容度3 | 1.98万$(+18.6%) |
リスク許容度4 | 2.05万$(+22.7%) |
リスク許容度5 | 2.10万$(+25.7%) |

2年7ヶ月という短い期間だけど、ローリスクローリターンのリスク許容度1でも円建て+6.2%のリターンになっている。もちろん、右肩上がりではなく、時期によっては投資額を下回るときもあったけどね

それでも運用を続けることで、これだけの実績が出たわけでしょう?

そう。それに、この数字は手数料控除後の数字。手数料を支払っても、しっかりプラスになっているんだ
ドル建てで円高リスクはどうなる?
米ドル建てで資産運用を行うとなると、次に気になるのは円高リスクではないでしょうか。
円とドルを考えた場合の円高とは、円の価値が上がりドルの価値が下がること。
たとえば、1ドル=110円だったものが1ドル=100円になると「円高」と言えます。
ここで1ドル=110円のときにWealthNaviで1万ドル保有していたとします。
円換算では110円×1万ドル=110万円です。
その後、円高となり1ドル=100円になると円換算では100円×1万ドル=100万円になり、10万円の損失に。
これがドル建てで運用した時の円高リスクです。
日欧株ETFで円高リスクを緩和
WealthNaviでは投資対象に「日欧株ETF」が含まれます。
実はポートフォリオの中にこの日欧株ETFを組み入れることで、円高リスクを緩和できるんです。
分かりやすくするために、ポートフォリオの中に円換算で20万円分の日本株ETFを含んでいる場合を考えてみます。
20万円分の日本株ETFは1ドル=110円ならドル換算でおよそ1,818ドルですが、1ドル=100円になると2,000ドルとなり+181ドルの差益が発生。
結果、WealthNaviでの保有資産が1万181ドルとなり、円換算では101万810円に。
米ドル建ての米国株ETFだけを保有しているのと比較して、円高リスクを緩和できていることが分かります。

ユーロ建ての欧州株ETFについても同じことが言えるよ。ユーロ高ドル安になると、欧州株の株価が上がらなくても差益が発生する。その分WealthNaviでの保有資産がプラスになるから、欧州株ETFを保有している分、リスクを緩和できるってこと

ドル建てで運用すると円高で円資産の目減りばかりが気になってしまうけれど、円高の影響を抑えるような運用をしているってことね

そう。これが分散投資の効果でもあるんだよ
運用資産の保全は当然あり

ところで、WealthNaviが倒産するようなことがあったら、預けている資産はどうなるの?

その点も心配はいらないよ。法令に基づいて、顧客から預かった資産とWealthNaviの資産はきちんと分けて保管されているんだ
- 預かっている現金について
- 顧客から預かっている現金については、三井住友銀行およびみずほ信託銀行の信託口座にて保管されています。
- ETFについて
- 米国の保管期間(DTC)にて分別管理されています。

WealthNaviでは顧客資産の分別管理に関する法令遵守について、外部の監査法人から定期的に検証してもらっている。運用資産の保全については、万全の体制を取っているんだよ

資産の管理について、外部からも定期的に検証してもらっているのね。第三者が定期的にチェックしてもらえば不正もできないし、安心だね
世界分散は50カ国! 時間分散は積立で
WealthNaviでは、世界分散として実質約50か国・11,000社に分散投資を行っています。
残る時間分散については、自動積立を活用することで対応できます。
【WealthNaviの自動積立】
- 手数料:なし
- 積立額:1万円以上/月
- 積立額の引落し日:毎月26日
- 任意の月に積立額を加算する機能もある

そもそも、積立投資で時間分散するとどんなメリットがあるんだっけ?

積立投資によるメリットには、主に次の2つがあるよ
積立投資のメリット1.投資のタイミングに悩まない
たとえば、リーマンショックのような世界経済にとって大きな打撃となるような出来事が起きたとき。
今後を悲観して、せっかく続けてきた投資をやめてしまうかもしれません。
逆に、リーマンショックのような出来事の後に経済が回復しているような状況のとき。
最適なタイミングを逃してしまい、相場が上がり切った後に焦って投資をしてしまうかもしれません。
このように、私たちが適切な投資のタイミングを判断することや心理的なハードルを乗り越えるのはカンタンではないのです。
その点、積立投資では相場の状況に左右されず機械的に投資を続けるので、投資額を着実に積み上げられます。
長期投資を続けるうえで、タイミングに悩まず投資額を積み上げられるのは大きなメリットです。
積立投資のメリット2.値動きや為替レートを気にする必要がない
日々変動する銘柄の価格や為替レート。
1回の投資で最適な運用結果を出すためには、有利な状況で投資する必要があります。
しかし、こうした状況を判断するのはプロでも難しいこと。
場合によっては高値のときに買ってしまう可能性も十分にあるんです。
しかし、複数回に分けて投資をするとなると、高値のときもあれば安値のときもありますよね。
どんな状況でも一定額投資を続けた場合、長期的に見ると購入価格は平均化されるため、1回ごとの価格を気にする必要はなくなります。
為替レートについても同じ。
様々なレートで投資をするので、長期的に見ると為替レートは平均化され、為替レートの影響を小さくすることができるのです。

実際にリーマンショック前後の株価を用いてシミュレーションしても、積立投資の効果は一目瞭然なんだ
米国株(S&P500)の推移と、米国株(S&P500)に毎月500ドル積立投資をした場合の比較(2008年〜2011年)
米国株(S&P500)の推移:2008年から下落し2009年前半に底打ち、2011年には元の水準に回復。最終的な指数の変化率は-0.2%。
米国株(S&P500)に積立投資した場合の最終的なリターン:累計投資額18,500ドルに対し、評価額は22,851ドルに。+23.5%のリターンとなった。
同じ条件で、円建ての場合
米国株(S&P500)の推移:リーマンショック後の大幅な円高により回復せず。最終的な指数の変化率は-23.0%。
米国株(S&P500)に積立投資した場合の最終的なリターン:累計投資額185万円に対し、評価額は201万円に。+8.5%のリターンとなった。

積立の効果ってすごいのね!

もちろん、相場が右肩上がりなら一括投資の方がリターンも大きくなる。でも、投資期間が長くなると、いつまたリーマンショックのようなことが起こるか分からないでしょう。だから、積立投資は合理的な方法と言えるんだ

貯金だけだと将来が不安だけど、投資はよく分からない…そんな人でも、WealthNaviならリスク分散もきちんとできて、着実に資産を増やしていけるってわけね

そう! そしてWealthNaviのユーザーの多くが投資経験者という点もポイント。投資経験者、つまり、投資のことがある程度分かっている人が選んでいるサービスだから、初心者にもオススメできるんだ。長期投資はなるべく早く始めることが大事。まずは口座開設から始めてみよう!
⇒WealthNaviの診断はこちら
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